風流 竜飛崎の由来

7番運行
物語部門

風流竜飛崎の由来

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

兄、頼朝の挙兵に呼応し出陣、ひよどり越えや、壇の浦と数々の輝かしい武勲を立てた悲劇の名将源九郎判官義経。
衣川の高館から忽然と姿を消した。当の義経はひたすら北を目指しました。久慈で追手を振りはらい、八戸で愛妻を亡くし、青森で海上安全を祈願、ついに三厩にて対岸の蝦夷地を望んだ時には、主従三騎に減っていました。しかし、その間には名にし負う潮流の津軽海峡が荒れ狂い、義経主従の行く手を阻んでいます。そこで義経は海岸の奇岩上に座し、三日三晩観音像に祈すると、夢に白髪の翁が現われ、「三頭の竜馬を与える」と告げました。義経が、岩上から降りてみると、岩穴に三頭の馬がつながれ、海上は鏡のように静まっていて、主従無事に渡海することが出来ました。
北を目指して駆け抜けた義経伝説の一つ竜飛崎の場面です。
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