風流 解脱景清

18番運行
歌舞伎部門

風流解脱景清

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

その昔、没落した平家方の怨霊の祟りのため鐘が鳴らないので、その追善供養を行うと、まさしく源氏を呪って荒れ狂う平家の悪七兵衛景清の亡霊か出たので江間小四郎らがうちかかるが、容易に鎮めることができない。
その時、畠山重忠が「小松内府平重盛(清盛の弟)の息女が発心し仏門に帰依する」と告げ形見の小袖を景清に被せると、遂に「平家再興」の執着は消え穏かに解脱し安心立命したという伝えがあり所作ものとして歌舞伎に上演されている。
この場面は景清の亡霊が卒塔婆を引き抜き形相も妖しく群がる軍兵を相手に阿修羅の如く立回りしが重忠の説得で、解脱立命の有様を再現したものです。
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