風流 南総里見八犬伝

2番運行
物語部門

風流南総里見八犬伝

南本町若連囃子:関屋囃子若連

解説

黒潮けむる南総滝田城主里見義実の娘伏姫は猛犬八房と共に富山にかくれ、姫と犬の奇しき生活が始まり、その精気を受けた姫はいつしか身籠もり、その子八犬士は里見家隆昌のために力を合わせて活躍する。この場面は、八犬士の一人犬塚信乃が父の遺言により家宝村雨丸を献上し犬塚家再興を願うべく古河の足利御所へ参内したが、刀の中身がすりかえられてあった。「己れふらち者、もの共斬れ。」警護の武士は一斉に信乃を取囲んだ。信乃はむらがる敵を切り立て御所一番の高櫓芳流閣の頂上まで逃れる。「しれ者かくなる上は現八にうたせよ。」罪なくして入牢中であった犬飼現八が引き出され竜虎相うつ楼上の闘争となったが、誤って両者利根川へ真さかさまに転落した。後、武勇をたたえあい義兄弟の固めをする信乃、現八、芳流閣決闘の場面です。
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