風流 金太郎の出世鯉

13番運行
物語部門

風流金太郎の出世鯉

沖の町若連囃子:山屋囃子若連

解説

天延四年、今から九八〇年前に源頼光が相模国(神奈川県)の足柄山に差し掛かると山に赤色の雲がたなびいています。不思議に思って渡辺綱を見にやると、老女と二十歳ばかりの童形の若者が、熊や鹿、猿などと暮らしています。大変に力が強く、思いやりにあふれた若者はその名を金太郎と言いました。金太郎は、目もくらむような滝つぼに身をおどらせて飛びこんで、やがて我が身よりも大きな滝つぼのぬしの真鯉をしっかり捕まえます。それを見た頼光に見込まれ、坂田金時という名をもらい、後に頼光の四天王の一人になるという金太郎の立身出世の登竜門となった名場面です。どうぞ沖の町若連の力作をご覧下さい。
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