風流 義経八艘飛び

4番運行
物語部門

風流義経八艘飛び

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

国民的悲劇のヒーロー源義経を英雄に仕上げた有名な伝説である。
今からおよそ八百年前、よもや新庄を通り平泉に逃れて命を落とすとはとても想像できなかった義経の全盛時代のことである。義経を総大将とする源氏勢と平氏一門の戦いは、一の谷・屋島の戦いと源氏の連戦連勝に終った。平氏一門が命運を掛けた最後の戦いは壇の浦で行われた。義経は、平氏一門を打ち倒そうと、まっさきに敵船めがけて切りこんだ。
この時、平氏方の最強といわれる武将能登守教経に出会い、組まれては面倒とひらりと体をかわすと隣りの船の飛びうつり、次から次へと八艘も飛びうつった。この身軽さは、牛若丸時代の五条大橋を思い起こすもので、敵方も絶賛した。これが世にいう義経の八艘飛びである。
戻る