風流 源三位頼政『鵺退治』

14番運行
物語部門

風流源三位頼政『鵺退治』

末広町若連囃子:角沢囃子若連

解説

近衛天皇の治世の頃、京の都で夜毎妖怪が出て御所や都の人々を脅かしておりました。ある夜、近衛天皇は官女に頼政を御所に呼び出して妖怪を退治させるように命じました。頼政はさっそく御所におもむき官女の案内で妖怪の出るのを今か今かと待つうちに内御殿の上に黒雲が立ち登り頼政が見上げると雲中に怪しきものの姿がありました。これぞ妖怪なり、「南無八幡大菩薩」と心中に祈念しつつ打放った矢は見事に当り落ちたところを止どめを刺し打ち取りました。見れぼ正体は頭は猿、胴は虎、尾は蛇の怪物鵺(ぬえ)でありました。
謡曲「鵺」より山車風に飾り付けた場面であります。
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