風流 修善寺物語

4番運行
歌舞伎部門

風流修善寺物語

横町・下万場町若連囃子:不明

解説

執権北条時政のために伊豆修禅寺に流された将軍頼家は面(おもて)作り師夜叉王に自身の面作りを命ずる名人気質の夜叉王は何度打直しても面に死相があらわれるために気に入らず差し出そうとしない頼家が自ら催促にきた時その面を差し出した夜叉王の娘桂は頼家に召しかかえられるその夜頼家は夜討にあつて討死し面をつけて身代となつた桂も父の家の門前で死ぬ夜叉王は頼家の死を予知した自己の技に歓喜し非常なる芸術至上の精神につかれて娘の断末魔の表情を写す
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