風流 連獅子

16番運行
歌舞伎部門

風流連獅子

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連
ゆめりあ展示

解説

ここは文殊菩薩が住むという天竺の霊地清涼山の石橋の近く。獅子は親が子を谷に突き落とし、その試練を乗り越えて駈け登った子だけを育てるという。狂言師たちは、谷底へ落ちた仔獅子を見守る親獅子の様子、川面に写る親獅子の姿を見て、谷を駈け登る仔獅子の様子などを踊って見せる内、再び手獅子を手にすると、舞い遊ぶ胡蝶に誘われるようにして、いつしか姿を消してしまう。
やがて石橋に親子の獅子の精が姿を現し牡丹の花に戯れ遊ぶ。そして親子の獅子の精は勇ましく毛を振り獅子の狂いを見せ、目出度く舞い納めると、いつしか獅子の座に直るのであった。
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