風流 鳴神

13番運行
歌舞伎部門

風流鳴神

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

朝廷に恨みをもつ鳴神上人は、密法の法力で三千世界の龍神を京の北山の滝壺に封じ込めた。このために天下は旱つづき。そこで朝廷は、才知長けて洛中無双の美女、雲の絶間姫を北山に遣わし、上人の心を迷わせて、神通力を奪おうと謀る。はじめは心許さない上人も絶間の巧みな誘いと色香に惑わされ、とうとう戒律を犯し、さらには正体なく酔いつぶれる。と。やおら姫は、龍神を封じ込めた滝壺の注連縄を懐剣で断ち切る。沛然たる雨、雷鳴。欺かれた上人は、怒髪天を突く形相と化し、所化たちと大立ち廻りを演じたすえ、絶間姫のあとを追うのでした。
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