華果西遊記

13番運行
歌舞伎部門

華果西遊記

馬喰町若連囃子:飛田囃子若連
_DSC1964_R

解説

 華果とは猿之助の俳優で「西遊記」は、唐の時代に三蔵法師とその従者になった猿の孫悟空、豚の猪八戒、河童の沙悟浄が、旅の途中で出会った魔物を征服しながら仏典を得るまでの怪奇冒険物語です。歌舞伎では三場構成でその中でもクライマックスの第三場 盤糸嶺山頂の場を山車にて再現しています。
 天竺へ向かう途中の女性ばかりが住む西梁国。女王によるもてなしで猪八戒と沙悟浄は騙され捉えられてしまいます。それを見破った孫悟空は戦いを挑み蜘蛛の変化だった女王は凄まじい本性をむき出しにし、千筋の糸を繰り出して三蔵と孫悟空に挑むが三蔵は蜘蛛の糸にがんじがらめにされてしまう。孫悟空は觔斗雲に乗って妖魔の棲み家といわれる盤糸嶺に向かいそこで白糸蜘蛛の精との激闘の末、三蔵と猪八戒、沙悟浄を救出し改めて蜘蛛の精を制圧するのであった。

戻る