風流 神童 天草四郎時貞

9番運行
物語部門

風流神童 天草四郎時貞

落合町若連囃子:萩野囃子若連
物語部門最優秀

解説

当時の天草・島原は、飢饉や重税と切支丹弾圧により、民衆の不満は頂点に達していた。慶長一八年、マルコス宣教師の「二十五年後に神童が現れ人々を救う」との予言に人々は懸けた。二十五年後、長崎留学から帰った四郎が天を仰ぎ十字を切ると、白鳩が四郎の手に止まり卵を生み、割れた卵から天主の経文が現れだ。海に向い祈ると海から炎が噴き大きな光の十字架になり四郎と共に消える。などの奇跡を起こし、神の再来と噂される。四郎の熱心な説教は人々の心をとらえ、評判は天草・島原一帯に広まり、遂には一揆の総大将に押し立てられるのである。
戻る