風流 鬼若丸の鯉退治

5番運行
物語部門

風流鬼若丸の鯉退治

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

後の武蔵坊弁慶である鬼若丸は、比叡山西塔という所で暮らしていた。その出生は凄まじく、母の胎内に十八ヶ月もおり、生まれた時には普通の子の三倍もあった。その姿から鬼若丸と名付けられ、すぐに比叡山延暦寺に預けられたのだった。
ある時期、比叡山横川の池で身の丈八尺もある巨大な鯉が暴れ、女子供を食い殺し、人々を苦しめていた。それを聞いた鬼若丸は短刀ひとつ携えて池に飛び込み激闘の末、見事に鯉を退治したのであった。
美しい比叡山を舞台に暴れ狂う鯉と立ち向う鬼若丸の躍動感をどうぞお楽しみ下さい。
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