絶景、絶景。
天下の大泥棒 石川五右衛門が京都南禅寺山門の上から満開の桜を見て詠んだとされる台詞です。
石川五右衛門が見下ろす遥か先に見えるのは、絢爛豪華なまつりの景色。
五右衛門は、聞こえてくる囃子の音色で心が踊り、光と影が織り成す幻想かつ幽玄な山車に圧倒され、古式ゆかしい神輿渡御行列。挟箱を持つ息のあった足さばき、傘回しの妙技に目を奪われ、風雅な踊りを舞う鹿子踊に大興奮。その全てに魅了されてしまった五右衛門は、勇壮にして華麗なまつりパレードを、空高く大鷹に乗り眺めている場面となります。
この五右衛門の目から見れば
「値万両、万万両。これもまた 絶景、絶景。」
少しでも早く新庄まつりが通常開催に戻り、また多くの方々に素晴らしい山車を見て楽しんでもらいたい。そんな思いを込めた、上金澤町若連の創作山車となります。