風流 綱館

6番運行
歌舞伎部門

風流綱館

千門町若連囃子:本合海囃子若連

解説

源頼光の四天王の一人、渡辺の綱が羅生門で茨木童子の片腕を斬り唐びつに納め、安部清明の勘文によって七日の間の物忌みに引きこもった。
津の国に住む伯母がはるばる面会のため訪れたが、綱は固く門戸を閉じて逢おうとはしない。伯母は門の外から綱の無情を恨み、養育していた昔のことをくどくどと物語る。
さすがに綱も心が折れて伯母を門に入れる。酒宴ののち腕を見せよと所望した伯母は、隙をうかがって腕を奪うやたちまち悪鬼の本性を現して綱の館を逃げ去ったという。
歌舞伎舞踊の名場面であります。
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