葵上

7番運行
歌舞伎部門
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解説

 葵上は、源氏物語の「葵の巻」を題材とし、光源氏の正妻となった葵上と、光源氏の愛を失った六条御息所は、年下の光源氏と恋愛関係に陥ります。源氏は、美しく気品があり、教養、知性、身分ともに優れていた彼女を持てあますようになります。源氏にのめりこんでいく御息女は、彼を独占したいと渇望しながらも、身分の高い貴婦人である誇りから素直な態度を見せることができず、本心を押し殺します。押し殺した妬心が、抑制の失われる度に身からさまよい出て、源氏の愛する葵上に仇を成すようになるのでした。

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