北野天神縁起「風神・雷神」

17番運行
物語部門

北野天神縁起「風神・雷神」

若葉町若連囃子:飛田囃子若連
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解説

 天皇に溺愛され右大臣にまで出世した菅原道真は、左大臣藤原時一門から妬まれ時平らの策略により、家臣と共に九州の太宰府へ流配となり無念の涙をのみながらこの世を去る。
 死後、都では天然痘の流行、風水害、大火等度々発生し、時平自身も三十九歳で死去するなど、藤原一門にも不幸が重なる。また、朝議中の清涼殿に落雷し焼失する事件も起こり、いよいよ人々は道具や家臣の怨霊が「風神・雷神」となって恨みを晴らしたと信じた。
 その後、天皇は道具を右大臣に追復し、正二位を贈り平安京の北に天神を建立、祭神として祀るようになり、現在でも「学問の神様」として信仰されている。

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