鏡獅子

3番運行
歌舞伎部門
_DSC9424_s

解説

 江戸城の大奥にて御鏡開きの式が行われた日、その席にいた女小姓の弥生は無理に引き出されてご祝儀の舞をせねばならなくなりました。御神前に飾られてあった獅子頭を手にとって舞い始めると、獅子頭が蝶に狂っているうちに、名作の魂が弥生にのり移って、魅せられたように段々と獅子になり、狂い狂っていづこともなく惹かれてしまいました。すると、以前の弥生が立派な獅子の精になって現れ、勇壮に舞いはじめます。

戻る