風流 川中島「戦国武将の旗印」

3番運行
物語部門

風流川中島「戦国武将の旗印」

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

時は一五六一年永禄四年九月十日朝辰の刻、舞台は川中島と呼ばれる、現在の長野市南部郊外千曲川と犀川の合流地点に広がる中州。討って出る上杉軍は車懸りの陣総勢一万三千余名、迎え撃つ武田軍は鶴翼の陣総勢一万七千余名が合いまみえる中、北信濃八幡原一帯で甲越両軍が激突した。
乱戦の中、上杉謙信は愛馬と供に武田の本陣に切り込み、床机に座る信玄と一騎打ちを果たす。
戦国時代という数奇な定めの中、川中島の戦いを通しそれぞれの武将が領地と家紋を守らんとし、様々な思いを巡らせ己の旗印を掲げる場面であり、大正町若連が東日本の復興と幸せを願い、町内印半纏に染め抜いた真紅の鶴に思いを込め初めて挑んだ風流である。
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