風流 川中島

14番運行
物語部門

風流川中島

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

永禄四年(一五六一年)に甲斐の武将信玄と越後の上杉謙信が、天下取りの野望に燃え、約十一年間五回にもわたり合戦したが、四度目の犀川と千曲川にはさまれた川中島の合戦は、死者五千人を越える激戦たった。
龍虎にたとえられる両者は、信玄(虎)が軍勢を二手に分けるキツツキ戦法で謙信(龍)の陣どる妻女山に向け進撃したが、謙信は裏をかき、夜の濃霧の千曲川を渡り優勢に戦うが、武田軍の側面隊が気づき形勢は逆転した。退路を断たれた謙信は、武田軍の本陣の中央突破を敢行し、(一騎打ちの伝説)越後に退散。
結局、信濃を平定した信玄が勝利したと言われているが、両者が相見えた有名な一騎打ちの伝説や槍で岩を突き抜く伝説など川中島の合戦は、数多くの話しが伝えられている。勇猛な両者を龍。虎中心に戦国絵巻風にアレンジした戦乱の場面である。
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