風流 国姓爺合戦

1番運行
歌舞伎部門

風流国姓爺合戦

南本町若連囃子:関屋囃子若連
歌舞伎部門最優秀

解説

鄭成功という日中混血児をモデルにした作品。父の国、明の危急を聞いた和藤内は父母と共に大陸に渡る。千里ヶ竹で猛虎を天照大神の御札で感服させたあと、父一官は獅子が城におもむき、先妻との間にもうけた娘錦祥女の夫、韃靼の従臣甘輝の援助を求める。
しかし甘輝は妻の縁にほだされて味方することを潔しとしない。けれども錦祥女と和藤内の母の自害によって心を動かされ、韃靼との義理に反して明国に味方することを決意する。そこで和藤内は国性爺と名を改め、甘輝と力をあわせて明国回復の戦いに出てゆく。
この場面は荒事の虎との格闘と、錦祥女と一官が親子の対面をし、永遠の別れをする獅子が城楼門とも融合させたもの。動と静、剛気と悲哀の場面を、どうぞ、じっくりとご覧ください。
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