風流 紅葉狩

鎮守府将軍平重盛の孫維茂（これもち）が、信濃の戸隠山へ狩に出かけて紅葉狩をする美しい娘たちに出会う。誘われるままにその酒宴の席に列し杯を手にして娘たちの舞に見とれていた維茂がいつしか眠りにおちると娘たちは姿を隠した。
夢うつつの中に石清水八幡の山神が現れさきの娘は実は鬼女であると告げる。
驚いて目をさました維茂の前に鬼女が正体を顕わすが、維茂は神授の太刀で鬼女に立ち向い格闘の末に鬼女を退冶する。
新歌舞伎十八番の名場面であります。