風流 「工藤館対面の場」

9番運行
歌舞伎部門

風流「工藤館対面の場」

南本町若連囃子:関屋囃子若連

解説

會我兄弟が工藤祐経に対面し、血気はせる五郎は、いきり立つが、兄十郎や大磯の虎になだめられ、再会を約して別れる。簡単な筋ながら、座頭役の工藤祐経、荒事の五郎、和事の十郎、立女形の虎など役柄の典型をそろえて出演者一同が勢ぞろいして初春を寿ぐという儀式的な性格が喜ばれ、かつ歌舞伎の様式美を充分に発揮する一幕である。
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