風流 将門「忍夜恋曲者」

4番運行
歌舞伎部門

風流将門「忍夜恋曲者」

常仲町若連囃子:升形若連

解説

昔、将門山の古城に妖怪が出るとのうわさに、大宅太郎光国が忍びこむと、武将、将門の娘、瀧夜叉姫が如月という美女になって現れ、光国を味方に引き入れる為、色香で誘惑します。
光国は、わざと心を許したふりをし、将門の最後を語ると如月は口惜しがって泣出し、懐中から相馬錦の旗をとり落したため正体がばれ、如月はついに本名を名のり、妖術で光国とわたり合うというあらすじです。
これは浄瑠璃の中の名場面で、天保七年(一八六六)七月、市村座初演といわれています。
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