風流 「女暫」

6番運行
歌舞伎部門

風流 「女暫」

南本町若連囃子:関屋囃子若連

解説

鎌倉鶴ヶ岡八幡の社頭今日坂東諸国に威を張る平将門が、関白宣下の式日、そこへ加茂次郎義綱ら一族がお家再興の祈願に大福帳の奉納額をあげたのを将門の家来共はそれを目瞳り不埒なりと難くせつけて皆を御前に引立る。理不尽にも一同を成敗せよと命ずる。首切役は肌ぬぎ股立とって太刀ふりあげ「観念しろえ」とかかるとたんに巴御前が「しばらく」と声かけて花道に現れる。敵役共びっくり。巴の名のりつられぬ将門この大福帳のいわれ問答あり敵役鯰坊主鹿島入道これを追い立てようとすれど歯が立たずついに巴は本舞台に追って、義綱を助け紛失の国守の印と名剣も義綱の手に戻りめでたくお家再興という筋。
戻る