風流 小夜姫物語

10番運行
物語部門

風流小夜姫物語

馬喰町若連囃子:飛田囃子若連

解説

この物語は、二十八代宣化天皇の御代に始まる。
肥前松浦の里(現在の唐津)に伝わる物語りです。そのころ朝鮮の国は三つに分かれて内乱が絶える間がなかった。一番南端にある任邦という国から日本に助けを求めてきました。ただちに我国では大伴狭平彦と言う智勇すぐれた美目秀麗の若者に総大将の役を命じ朝鮮に向かわせた。出航の準備のため松浦の里で宿泊中地頭の娘小夜姫と恋に落ち女夫の約束をする。やがて軍備も出来、出航の日に姫は鏡山に登り領布を振って別れをおしんだ。その後姫は毎日鏡山に登って海を眺めて夫の帰りを待ち続けたが、とうとう病になり、松の根方死んでいたという。それでも姫の目は遠く海をみつめていた。里人達が亡(◆◆◆芻+区◆◆◆)を弔らおとしたが屍は動かず、臣大な石になったという肥前唐津に伝わる物語りです。
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