風流 弁慶の引摺鐘

5番運行
物語部門

風流弁慶の引摺鐘

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

昔、三上山のむかで退治をして天下に名をとどかせた田原藤太が竜神から贈られた大鐘を三井寺へ寄進した。
この鐘ふしぎがあり、寺中に変事がある時は、きっと汗を流すといい伝えがある。高さ五尺五寸、厚さ三寸五分、直径が四尺一寸、目方六百貫という最も古い大鐘である。
この三井寺と比叡山の大衆が、座主の相続をめぐって長い間争ったが、それが激化したのは西塔の武蔵坊弁慶が比叡山の荒くれ法師の頭となった頃の事。
「よし、俺が三井寺の奴等を、やっつけてやる」と一山の不良法師どもを引き連れて山を下った。さしも音に聞えた三井寺の法師も弁慶には人が立たなかった。
勝に乗じた弁慶は三井寺自慢の大鐘に手をかけてずるずるひきずって山へ持ち帰った。
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