風流 西遊記「火災山の女怪の場」

10番運行
物語部門

風流西遊記「火災山の女怪の場」

横町・下万場町若連囃子:小泉囃子若連
1971_10_c

解説

三蔵法師と家来達は幾多の苦難を乗り越えて、とある村にさしかかった。へんにむっとする厚さである。ふと前方の山を見ると数百キロにものあいだ火がもえつづいていた。この火を消さなければ大西天の天竺国にある三蔵の大乗仏法典を手に入れることが出来ぬ、どうしても鉄扇仙におねがいして「芭蕉扇」で火を消さなければと思い、孫悟空は雲に乗り鉄扇仙のもとにおもむいた、女房の罹刹女にかけあい芭蕉扇をかりようとしたが罹刹女は子供のかたきと悟空にいきなり切りつけてきた、悟空も如意棒で応戦したが一あおぎ八万三千里という芭蕉扇にあってはかなわず霊吉菩薩から「定風丹」という風が吹いても飛ばない薬をさずけられ阿び羅刹女と対戦し、ようやく芭蕉扇をとりあげて数干メートルある火災にむかって扇を「ばっさ」「ばっさ」とあおげばたちまち消えて大西天への道がひらかれ一路仏法典をもとめて、三蔵と家来達は進むのであった。
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